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幸せもちもち満腹祭2024を開催

北陸新幹線福井開業記念イベント

 11月30日(土)・12月1日(日)、JR福井駅前ハピリン屋根付き広場ハピテラスにて北陸新幹線開業記念イベント「幸せもちもち満腹祭2024」を開催しました。このイベントは福井県菓子工業組合が実行委員会を組織し今年で5回目の開催となります。コロナ禍での活性化を目指したスタートでありましたが、感染対策をとりながらも継続し、特に今回は北陸新幹線福井・敦賀開業後初のイベントとして開催しました。

幸せもちもち満腹祭2024

 小雪舞う中での開催でしたが、オープン前からお客様の行列ができ、会場は蒸し上げるせいろの湯気と共に熱気を帯びていきました。そして一番乗りのお客様はなんと千葉県から新幹線でお見えになったとのこと、全国の皆様との距離が一気に縮まったことを実感させて頂きました。

 日本のもちの文化は伝統的に地域に伝承される年中行事が軸となり、正月をはじめとする節句等でもちが供えられ、ありがたくいただく風習が今も数多く残っています。

幸せもちもち満腹祭2024

 福井県はもちの消費量が全国トップクラスで歴史的に仏事の伝承が深く根付いているため、冬の保存食や子どものおやつ等、福井を代表する食文化として位置づけられます。また、四季折々のもちが福井にはあり、様々なもちを楽しむことができます。

 「幸せもちもち満腹祭2024」では、福井の伝統的なもちの食べ方や子どもから大人まで大好きな各種多様な福井のもち文化を一堂に会し、発信しました。

「五穀豊穣」「幸福祈願」のお祓い

 会場のシンボルとして「菓祖神・田道間守命」を祀り、お供えにはもちの歳時1月~12月まで20種類のもちをお供えし、開会時には福井県護国神社の宮司さんに「五穀豊穣」「幸福祈願」のお祓いをしていただきました。

 使用するもち米は組合契約米を収穫後、福井県護国神社でお祓いを受けて組合員に配布。もち米価格の高騰をはねのけ、十分な量と品質のもち米を使い、県内店舗・団体のブースで様々なもちが実演販売されました。あべかわもちの食べ比べ、おろしもちにぜんざい、きなこもち、おはぎやお雑煮、みたらし団子などのブースがずらりと並びました。また、子どももちつきパフォーマンス、また親子で楽しめるその名ももちベーションクイズコーナーなどもあり、会場は多くの人で賑わい、この施設では過去最高の2日間で約9900名の来場を記録。新幹線開業効果による県内の人だけでなく県外からの観光客にも福井のもち文化に触れていただくことができました。

 今後もこの福井のもち文化の継承と創造、全国に向けたPRを積極的に行い、福井県の観光や交流人口の拡大にも寄与していきたいと思います。

 幸せもちもち満腹祭2024実行委員長     
 福井県菓子工業組合越前市支部前支部長・杉本正一

 

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