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第13回全菓連青年部全国大会開催

29府県65名が参加 モバックショウと提携

第13回全菓連青年部全国大会

 全菓連青年部(部長竹本洋平氏)では2月18日にインテックス大阪国際会議ホールにおいて全国菓子工業組合連合会青年部第13回全国大会を開催、全国から29府県65名が参加した。今大会も(協組)日本製パン製菓機械工業会(理事長梶原秀浩氏)の協力を得て、同会が実施する国際製パン製菓関連産業展(モバックショウ)と提携して行われた。

 大会では竹本青年部長より「菓子業界は原材料、物価、人件費の高騰、人材不足の中で従来通り父親から先代から引き継いできた大切な事業を、ただ続けていくだけでは続きません。その中で、この組合の存在意義も今一度問われているように感じます。自分の事業が大変な時、この組合を利用して横のつながりを、運命協同体として、協業するビジネスパートナーとしてより深みを持ち、一丸となり全菓連青年部が世界に向けて、もっと発信ができればと心から願っています」と挨拶された。来賓紹介の後に、農林水産省大臣官房新事業・食品産業部・食品製造課食品第2班佐々木隆行課長補佐より「全菓連では平成10年に青年部を設立され、本日次世代を担う全国の会員が一堂に会する、第13回全国大会が開催されますことを、心からお慶び申し上げます。さて、農林水産省では、四半世紀ぶりに食料・農業・農村基本法を改正しました。新たな基本法では、生産価格、流通、消費に至る各段階の関係者が連携する食料システムという概念が規定されました。この中で、合理的な価格の形成、環境負荷の低減、農業と連携強化といった施策を講じています。また、原材料価格の高騰、エネルギーコスト上昇、人件費の上昇が続いていますが、合理的な価格形成は、持続的な食料システムの継続として、新たな制度を今般の通常国会に提出することで、現在、検討を進めています。今後も国内外の需要を取り込みつつ、食品産業の持続的な発展が図られるよう、食品産業の皆様のご意見を伺いながら、あらゆる施策を実施してまいります」、日本製パン製菓機械工業会梶原理事長から「全菓連青年部の皆様は全国和菓子甲子園の開催など将来を担う人材の発掘や、経営勉強会の定期的な開催など、経営資質を高める活動に積極的に取り組んでいると聞いています。将来を切り開く有意義な活動で、大いに希望を感じております。本年は8年ぶりとなる全国菓子大博覧会が、北海道旭川において開催されます。皆様はもとより菓子業界に関連するものにとりまして、菓子の楽しみを実感するイベントとして、今から期待を寄せているところです。4月には大阪・関西万博が開幕しますが、お菓子屋さんも出店されると聞いており、日本の菓子文化を広く世界にPRする絶好の機会となると信じています。これらの祭典を成功に導くべく、モバックショウでは出展者が創意工夫を重ね、新製品、新技術を準備して迎えていますので、これからのビッグイベントの助走役としてお役に立てれば、大変にありがたく思います」と挨拶があった。

 役員総会報告では、第13期事業中間報告、第14期の青年部役員の紹介(別項参照)、各ブロック事業報告があった。次に退任役員感謝状贈呈式があり、3月末付で任期を終える役員6名へ長沼理事長より感謝状が授与された。

 続いて、褒賞制度審査発表会(2面に掲載)が行われ、最後に野村副理事長より青年部活動への講評があった。その後、株式会社第一紙行ブランディング事業部の橘紀子企画部長・猪熊敏博次長が講師となり、「あなたの「根っこ」は何ですか?地域と企業の未来を紡ぐルーツ・ブランディング」をテーマに青年部経営勉強会(以後掲載予定)がなされた。

第14期役員(敬称略)

○竹本洋平(部長)
○田中裕史(東北・北海道ブロック長)
○濱島克己(関東・甲信越ブロック長)
○古田敦資(中部ブロック長)
○関雄介(近畿ブロック長)
○三宅弘祐(中・四国ブロック長)
○田口一男(九州ブロック長)

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