青年部東北・北海道ブロック大会
菓子博における各県の現状報告
第19回全国菓子工業組合連合会青年部東北・北海道ブロック大会は、10月7日、ホテルメトロポリタン盛岡ニューウイングで開催され、約20名が参加した。全菓連からは、神山副理事長、青年部竹本部長、事務局が参加した。
大会では、岩手県菓子工業組合青年部小笠原部長より開会宣言の後、目黒ブロックより「会議では各県の課題と現状の報告がありました。本日のメインテーマは菓子博における各県の現状、北海道青年部の現状と課題の共有と各県の準備段階をシェアし、建設的な意見をお願いします」、竹本部長より「コロナで皆さん大変苦しい時期を越え、コロナ後は、世界情勢、原料・資材高、人件費の高騰で、以前に比べて菓子業界は非常に難しいです。今まで通り、父親の世代通りにやっていては食っていけない状況に私自身なっています。その中で組合活動をしている場合でないという考えもあるかもしれません。しかし逆にこういう時だからこそ、組合をうまく利用をして、皆さんと情報交換しながら、かつて先代たちがやってきたようにみんなで手を取り合い、この菓子業界を盛り上げて我々自身も今後、存続して発展していくべきと思っております」と挨拶があり、全菓連神山副理事長の祝辞、各県の部長から挨拶があった。
次に、あさひかわ菓子博2025について、北海道菓子工業組合青年部吉田部長より「今回はコンパクトにするということで、駐車場がほぼない状態です。メイン会場は、たいせつアリーナの後ろの駐車場の部分も使い、当初の予定より少し増やしました。駅から歩ける距離というのは、メリットがあると思います。シャトルバスに関しては、予算の問題があるので、まだ案内できる状況ではありません。屋内展示は、工芸菓子とプロジェクションマッピングをドーム状での展開を行い、今回の目玉という話を聞いています。工芸菓子は現時点で、90点集まっています。また、会場と道の駅の間の道路を歩行者天国にする話が進んでいます。東北・北海道ブロック青年部のブースとしては、広島、姫路、三重とやっていた飲食を企画していますが、この飲食エリアの要項が決まっていないのが現状です。PRステージは県のPRとして使います。一般菓子の褒章審査出品は今全国で1,000点ほどになっています。折り鶴の募集の案内は、お菓子の包み紙を再利用して折り鶴を作り、平和の象徴として企画しました。プロジェクションマッピングの中でも、鶴をモチーフにしたものもあり、集めた折り鶴を飾る予定です。北海道は22名青年部員がいますが、旭川に青年部の会員がいないので、離れたところからの運営で、この部分が大変なところです。天候の過去4年間くらいデータでは、旭川の天気は50%くらい曇りや雨で、気温も15度になるときもあります」と説明があった。
各県青年部との現状報告は次の通り。
○北海道・1年に1回講習会(専門学校にて、興味ある講師招聘)、組合員以外でも参加OK、【課題】人数課題、北海道は広いため、距離があり菓子博準備が大変
○山形・会員減少はない、菓子組合事業停滞、2025年山形菓子まつり予定、【課題】若手会員増加、組合の価値伝えても伝わらない
○秋田・会員の高齢化、2025年4名卒業、新規加入なし、2024年11月秋田県菓子まつりを開催し、会員外のお店お試し参加してもらい加入へつなげる、【課題】事業中心に皆で集まり話し合いが大事、秋田市以外さらに過疎化
○岩手・部単独活動なし、現在18名。今年度2名加入、親会と並行して事業実施(米粉講習会、県政150周年試食会、東京組合まつり出店、アンケート調査実施)、【課題】青年部独自の活動が必須、中心部盛岡の会員が2名のみ、距離の問題もあり集まるのが難しい。
○福島・セミナー数回実施、11月菓子まつりを親会が実施し事業を通じ、若手と交流、【課題】価値を見いだせていない