LAGO大津
琵琶湖をのぞむ憩いの空間

琵琶湖をのぞむ大津市の岸辺に3月24日、LAGO大津がオープンしました。雄大で美しい比叡の山なみや季節とともに変化する湖など、素敵な景色と一緒にお菓子をお楽しみいただける空間です。
LAGOはイタリア語で湖のこと。これは数年前に弊グループCEOの山本が現地を訪れた際、店舗のテーマを「水」と決めたことにちなみます。水はあまりに身近すぎてその大切さに気づきにくいものです。LAGO大津には、琵琶湖に近い場所でゆったりと過ごしていただきながら、水や自然環境を考えるきっかけになってほしいという願いもこめています。
湖に面した店舗には工房とカフェを併設し、たねやの銘菓や限定商品をご用意しています。イチオシは抹茶やレモンなど季節にあわせた素材を使う「たねやカステラ」。晴れた日はテラスで湖を眺めながらお菓子をいただく。そんな楽しみ方もオススメです。また、店舗のまわりには「琵琶湖の森」と名づけたエリアが広がり、散策していただけるようになっています。10年、20年かけて〝いのちをはぐくむ森〟となるよう様々な種類の木を植え、オープン前にも地元の方々と一緒に植樹を行いました。

大津にご縁ができたのは1976年、西武大津店への出店がきっかけでした。2020年まで長年お菓子をお届けし、閉店後もお客さまから「もう一度大津にお店を」とお声をいただいておりました。こうしてまたご縁をいただけたLAGO大津を地元の皆さまとともに育て、愛されるお店にしていきたいですし、滋賀県だけでなく県外、海外からのお客さまにもお越しいただきたいと思っています。
4月からは店舗近くの桟橋と大津港を結ぶ「LAGOクルーズ」も就航しました。滋賀県で唯一の造船所 杢兵衛造船所さまをはじめ多くのお力添えがあって実現した素晴らしい船の旅です。豊かな琵琶湖を湖上や岸辺から楽しみながら、日々成長し、訪れるたび違う表情を見せてくれるLAGO大津へぜひお越しください。
滋賀県菓子工業組合理事・中村裕喜枝