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~くまもと菓子祭りで広がる和菓子の新しい魅力~

「推しどらグランプリ」第2弾 そして中学生との夢の共演

売り場に立つ中学生

 熊本で定着しつつある「くまもと菓子祭り」が10月18日・19日の2日間サクラマチクマモトにて開催され来場者で大いに賑わいを見せました。

 今回は昨年大好評を博した「くまもと菓子祭り推しどらグランプリ」の第2弾と、熊本大学教育学部附属中学校の生徒とコラボレーションした新企画「和スイーツカップフェア」で注目を集めました。

 まず「推しどらグランプリ」は、熊本県商店街等売上回復支援事業補助金(中央会)を活用して開催されました。昨年の経験をもとに、在庫管理のやり方を見直し、売り切れのないスムーズな運営を実現しました。今年もまた、会場のレジ前には行列ができていました。

 県内各地の菓子店がそれぞれ自慢のどら焼きを出品し、定番の粒あんに加え、地元産の生姜を使ったものや、苺ミルク味のどら焼きなども登場。訪れた人々はお気に入りの〝推しどら〟を見つけようと楽しみながら投票に参加しました。

 今年は「天草の塩どら焼き」(黒瀬製菓舗)がグランプリに輝きました。菓子職人たちにとっても励みとなる企画で、熊本の菓子文化の奥深さを広く発信するイベントとして存在感を高めています。

会場のもよう

 一方、新たな試みとして開催された「和スイーツカップフェア」は、若い世代と伝統菓子の出会いをテーマにした注目企画です。熊大附属中学校の生徒たちが「総合的な学習の時間」で取り組む探究活動の一環として、「どのようにしたら和菓子をより身近に感じ、楽しんでもらえるか」という課題に挑戦。3人の女子中学生が熊本県菓子工業組合に自らコンタクトを取り、協力を依頼したことから企画が動き出しました。

 中学生たちは、「若い世代でも手に取りやすい和菓子」をテーマに、見た目にも親しみやすく、手軽に食べられるスタイルとして〝カップに入った和菓子〟を提案。これに賛同した組合加盟7社が、それぞれ趣向を凝らしたカップ入りスイーツを開発しました。完成した試作品を中学生たちが試食し、味や見た目について率直な意見を伝えるなど、まさに世代を超えた共同制作の場となりました。

 こうして誕生した新ブランド「和スイーツカップ」は、くまもと菓子祭りの会場でお披露目。販売初日から大好評で、2日目には生徒たち自身が売り場に立ち、呼び込みの声を響かせていました。自分たちが発案したスイーツが次々と売れていく様子に達成感が広がった様子でした。

 結果として、和スイーツカップは両日とも完売。2日目には14時には完売しました。来場者からは「中学生の発想がすばらしい」「伝統と新しさのバランスが絶妙」「継続して販売してほしい」といった声が届きました。

 若者の柔軟な発想と、職人の技が融合して生まれた「和スイーツカップフェア」、そして熊本の菓子文化の底力を見せた「推しどらグランプリ」。

 どちらの企画も、地域と人、そして世代をつなぐ〝お菓子の力〟を改めて感じさせるものとなりました。

 熊本県菓子工業組合・事務局・野田尚美

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