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和菓子講習会

~ミッションは次世代に繋げること~

小林紀夫氏

 愛媛県菓子工業組合の組合員数は、令和7年10月現在で125名、10年前から80数名減り続け、今期に入って3名脱会されました。

 主な原因は、組合員の高齢化による廃業、特に和菓子職人の後継者がいないことがあげられます。組合員の9割は、老舗の和菓子店をはじめとする和菓子を商品として扱っているお店で占めます。今後もこの現象は止まらないでしょう。この状況を緩やかに願わくば少しでも上昇するように努力していきたいと考えています。

 今期より理事長に就任した岡田もメッセージでこう伝えています。「お菓子には地域の歴史、習慣などの生活文化が息づいています。そして愛媛県にはみかんをはじめ美味しい特産品がたくさんあります。私たちはお菓子によって地域文化や特産品の情報を発信することが使命だと考えています。(中略)私たちはこうしたお菓子づくりを次世代に繋げていくことがミッションだと考え、この組合に入ってよかった、役に立ったと思われるような活動を目指しています」と。

講習風景

 今回の講習会は、愛媛県中小企業団体中央会より補助金を受け、去る11月5日(水)に、愛媛県菓業会館にて開催しました。講師には、昨年大好評で終えた技術講習会の東京製菓学校の和菓子専任教師小林紀夫氏を再びお迎えし、和菓子作りの新しいヒントとなる和洋菓子、リンゴを使った饅頭、黒胡麻大福、生チョコ大福、南瓜のガトーバスクの4品目を実演していただき、学生6名を含む計34名が受講しました。

 小林氏の和菓子に対する姿勢や熱意が実演中の随所に織り交わる内容で急遽最後に餡の炊き込みを受講者全員で鍋を囲み、ライブ感のある実演をしていただけたことは大いに参考になったことと思います。

 講習会をきっかけに今回参加した受講者が店や学校に持ち帰り、後輩や周りの人たちに菓子づくりの技術や魅力を伝えていただければ、小さな一歩、ミッションクリアしたことは間違いないでしょう。そして、組合は、今後も現状によりそった活動を目指していきます。

 愛媛県菓子工業組合事務局・辻野若葉

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