目指せ!未来の巨匠
令和7年度和菓子製造技能検定試験準備講習会を終えて

福岡県菓子工業組合では、9月28日(日曜日)午後1時より5時まで、和菓子製造技能検定試験(1級・2級)の準備講習会を県菓子組合会館の3階会議室にて行いました。
参加者は前回より少ない7名で、講師は前回1級の技能検定で合格された筑紫菓匠如水庵の女性職人お2人に担当していただきました。限られた時間の中で、2級の3品(試験時間1時間半)と1級の4品(試験時間3時間)をすべて実演しながら解説、注意点、そして練習するにあたっての要点や心構えも笑いを交えながら、優しくわかりやすく教えていただきました。最後には受講者に実体験までさせていただき受講生も質問したり、写真に収めたりと熱心に講習に取り組む様子がうかがえました。
2級の試験は、基礎的なことが大切になってきますので日常の作業を丁寧に取り組んでいれば大丈夫だと思います。1級の問題は、最近では日常の作業でほとんど行わない内容が含まれており、作業の進め方、成形の仕方、道具の使い方、図面の正確な求め方等など、問題の意図を理解することが大切で、かなりの練習が必要になってくると思います。繰り返し行う練習の中で感じ得られる感覚や意識の持ち方は、職人としての志気やレベルを高めてくれることに間違いありません。

昨今は、機械の発達や普及により手作業が減りつつありますが、和菓子の長い歴史を支えてきた伝統技術の習得に向けチャレンジしていくことは今後も職人、和菓子業界にとっても重要です。和菓子という伝承文化を次の世代に受け継いでもらうためにもたくさんの方に受検、合格し更なる上を目指し未来の巨匠となっていただきたい、そんな思いでいっぱいの講習会でした。
講習会参加の皆さん、期待しています!講師のお2人さん、お疲れ様でした!そして、繁忙期のなかスタッフ2人を講師として快諾いただいた筑紫菓匠如水庵の社長並びにスタッフの皆様に心より感謝申し上げます。
福岡県菓子工業組合副理事長・御菓子司山月堂・藤村賢造
全国菓子工業組合連合会