イベント開催&レポート
福岡県レポートの投稿

北九州市菓子組合今年も頑張りました!

スイーツファクトリー北九州

 令和7年9月19日から24日まで、第47回西日本陶磁器フェスタが北九州市小倉北区西日本総合展示場で開催されました。

 「ひとめで器に恋する日」をテーマに全国29都道府県の200を超す窯元や作家の出展で賑やかに開催されました。陶磁器販売・匠の作家の展示・花と器との出会い・千家佳月式お茶席コーナーなど盛りだくさんのイベントの中、毎回好評のロールケーキカフェにおいて県内33店舗、県外7店舗の選りすぐりの49種類のロールケーキを日替わりで販売、場内イートインスペース利用者にはロールケーキワンカットにコーヒー付きを700円で販売し、こちらも大好評を頂きました。また、小学生を対象に一般公募した20名の子どもたちで20mのロールケーキ作成を実施しました。スタッフが生クリームをナッぺし下準備、いよいよ皆で力を合わせ20mのロールケーキを巻いていきます。巻き上がると、ご父兄の皆さんをはじめ入場者の皆さんから大きな拍手が沸き上がり子どもたちの顔に笑顔が生まれました。巻き上がったケーキは切り分けて参加した子どもたちをはじめ応援していただいた皆様に美味しく食べていただきました。参加した子どもたちの中には大きくなったらケーキ屋さんになって美味しいケーキでお客様に笑顔を提供したいと話す子もいて、筆者も嬉しく菓子業界に頼もしい後継者ができることを願う思いでした。

20mのロールケーキ作成

 原材料の高騰でお菓子の価格も値上げせざるを得ず儘ならない現状ですが、菓子組合の組織の叡智で改善を進めて行きたいものです。会場ではシュガーロードの啓発活動も行いました。江戸時代日本は鎖国でしたが唯一長崎の出島にはオランダ商館が置かれ異国の文化が入っていました。当時、長崎から江戸に向かう街道は長崎街道と呼ばれ、色々な文化や物資が数多く通りました。特に砂糖が多く運ばれた事から「シュガーロード」とも呼ばれ、長崎ではオランダのお菓子からカステラが生まれ、佐賀県では丸ぼうろ、福岡県ではぼうろに餡を包んだカス饅頭が数多く生まれ、北九州ではコンペイトウが生まれました。

 今回の陶磁器フェアーでは、ポスター・ミニのぼり・パンフレットを準備し多くのお客様にご周知いただくことができました。今後も長崎街道を通る県の皆様とシュガーロードの啓発活動を続けていきたいと思っています。

 福岡県菓子工業組合・北九州市菓子組合・妹尾博義

イベント開催&レポートのサブカテゴリ一覧

イベント開催&レポート:福岡県レポートの過去投稿一覧