恒例の製菓講習会
『チョッコ!と洋風な和菓子』

「あ!これは美味い」「これも美味しいよ!」これは10月8日行われた製菓講習会の作品を試食した時の皆さんの感想です。恒例の製菓講習会は当菓子工業組合(土井宣博理事長)と県和菓子協会(若月正章会長)合同開催で行われています。今回の講師は松田明氏(㈱和菓子工房あん庵代表取締役・大阪府羽曳野市)、松田氏についての素晴らしい経歴は本誌8月号で徳島県菓子工業組合の近藤様が詳しくご紹介されている通りすでに皆様がご存知の方であります。今回のテーマは『チョッコ!と洋風な和菓子』です。作品は「こんな和菓子があったら良いなー」をコンセプトに①「大阪ええYoKAN知らんけど。かん」②「ふわふわ生どら焼」③「ムース大福、ベルガモット」④「世界一優しいナッツのチョコ浮島」⑤「EarthMart梅玉露」と名称もユニークな5種。会場は地元の学校法人鈴木学園「中央調理製菓専門学校」の新校舎の最新設備の整った研修室、製造機器もすべて整い、受講席も雛壇でどこからも手元が見える。その上にモニター4台がセットされカメラも同校のスタッフに操作して頂き、きめ細かな作業が表示されるなどこれまでにない好条件な環境で行われました。講師の松田先生の優しい大阪弁の解説も親しみやすく、ややもすると作品作りに没頭し一方的な講習会になりがちですが講習の合間に話された開業当時のご苦労やテレビ出演のエピソードなど、作品の他、営業に参考となることも多く、受講生からの質問も気軽に応答するなどファミリー的な雰囲気で行われました。

今回の講習会について㈲春華堂(浜松市)経営サポート室課長の細田美穂様から貴重なご感想を頂きましたので要点のみご紹介いたします。
「和菓子講習で洋菓子の原材料取り入れや参加者用のオープンチャットが開設され質疑応答や材料の詳細情報が行われるなど興味深く有意義な内容であったと思います。また、「あん庵さん」が実施している『和菓子デザインコンテスト』で小学生からデザインを募集するなど将来のファンづくりに素晴らしい取り組みだと感心しました。こうした講習会には和洋問わず多くの方に参加して頂き交流を深め菓子業界発展につなげていきたいと感じました」

その他受講者から寄せられた感想の一部をご紹介します。
松木伸公様(松木屋・静岡市)。「発想が素晴らしいということが第一の感想。ただ手が凝っているものは人手の足りない当店での実用化は難しいかな?浮島をオーブンで焼き、蒸したドラ焼の発想はびっくりです!」
雅心苑様(沼津市)からは3名の方(橘・堀内・小松原さん)が参加「普段使用しない材料や既成の形にとらわれない製法が斬新であった。菓子を作る時の背景や想い、地域性を活かした商品作りを学んだ。これからの菓子作りに活かしていきたい」等述べられた。
尚、平素組合活動に多大なご指導ご支援を頂いている県中小企業団体中央会からご出席いただいた情報対策課渡邊佳奈様からは「お菓子は元気の源、職人さんの手で丁寧に作られていく様を見て菓子業界益々発展のため一層の支援・協力を心に誓いました」と心強いメッセージを頂きました。
最後に会場を提供して頂き作業にもご協力いただいた「鈴木学園」及びスタッフの皆様に深く感謝申し上げます。
静岡県菓子工業組合顧問理事・㈲光来堂・森田紀
全国菓子工業組合連合会