コッペパンで山口県産小麦と米粉の普及拡大を

新山口駅から車でわずかの場所に広がる田園風景。そこで米、麦、大豆の生産からあん餅やかき餅などの加工販売、米粉の生産まで手掛ける名田島農産。組合事業のもち米の契約栽培や地産地消の取り組みなどにおいて、生産者での立場から的確な助言など組合への貢献は大きなものです。
その名田島農産が加入する山口県内の農業生産法人が中心となって設立された事業協同組合「山農協同組合」では、令和7年度に山口県産小麦と山口県産米粉の消費拡大を図るため、「やまぐちのコッペパン」普及プロジェクトを実施しています。コッペパンは山口県産小麦「せときらら」90%+山口県産ゆめいしん米粉10%で配合された山口県産原料100%で焼き上げられたもので、主に学校給食パンで採用されています。地元原料100%の給食パン提供は北海道など地域が限られる中、山口県で実現した地域資源ともいえるべきコッペパンを学校給食だけでなく、広く山口県民の消費者に普及していくことで、地産地消の推進を図ります。
コッペパンの原料となる小麦「せときらら」は度々の品種改良により開発されたものです。せときららは収量性もよく、製パン性にも優れ、甘みと風味豊かな食感が特長のパン用小麦品種で、現在は県内産の小麦粉として学校給食のパンや、地元のベーカリー、最近ではうどんなど幅広く利用されています。米粉の「ゆめいしん」は、気流粉砕という方式で製粉され、小麦粉と同じ粒度を実現しました。この米粉は山口県菓子工業組合員など、山口県産の製菓用原料として使われています。
プロジェクトの具体的な内容については、まず流通に適した道の駅きららあじす及び山口市南部特産品開発会議の事業者での販売を行い、知名度を上げていきます。その後、山口県菓子工業組合などの関係団体の協力を得ながら、山口県産原料100%(山口県産小麦90%+山口県産米粉10%)で作られたパンを「やまぐちのコッペパン」として広報活動に努め、山口県内の一般消費者へ販路を拡大していきます。
シンプルな味わいのコッペパンは美味しさと懐かしさだけでなく、食事にもおやつにもアレンジの幅が広いことが魅力です。まずは山口県から発信し誰もが手に取れるコッペパンとなるよう普及活動に努めていきます。
山口県菓子工業組合事務局長・恒松恵子
店舗データ
有限会社
名田島農産
山口市名田島1146番地
TEL:083-972-7020
全国菓子工業組合連合会