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もち米契約栽培調印式

活力ある農業の推進に努める

調印式

 このほど山口県菓子工業組合はJA山口県と令和7年度のもち米の供給契約を締結しました。毎年7月の恒例行事となった契約調印式は、安定した価格で組合員に安全な山口県産のもち米を確保したいという組合の思惑と、もち米の消費と価格が低迷する中、売れる農作物づくりを目指すとともに安定的な取引を望む生産者の思いが一致し、2003年から行われています。現在は7人が34‌haで生産を行っています。

 この日の契約調印式には生産地である山陽小野田市を仲介役に、生産者代表、JA関係者、山口県菓子工業組合関係者が出席しました。今年度の契約数量はミヤタマモチ746俵(前年比64%)、ヒヨクモチ197俵(前年比110%)となり、価格は米価の市況を受けてそれぞれ1・6倍、1・5倍と高騰しました。また、懸念事項としてミヤタマモチの育種が2027年で中止するため、全農を通じて代替種を探していくとのことです。

 小田山口県農業協同組合宇部統括本部長は「昨今は米の需給関係が大きく変動し、米の価格の見通しが不透明であるが、契約を結ぶことができた。これからも続くことを願っている」と挨拶されました。当組合、坪野理事長は「値上がりの連絡を受けても需要者は米価を取り巻く環境から納得せざるを得なかった。来年度は概算価格を早く示していただきたい。組合としては地元産のもち米を少しでも多く使いおいしい菓子を作っていくので生産者の方々には良質なもち米を提供してほしい」と述べました。その後、生産者の紹介とJA担当者の経過報告、市からは「スマイルシティ山陽小野田の取り組みの一つとして関係団体と連携し、活力ある農業の推進に努める」との言葉で調印式を締めくくりました。

 県内のある市では今年度、もちまき補助金が実施されています(購入費用を支援)。別の市では交流施設の建設時、専用のもちまきテラスが設けられました。山口県にとってイベント時に紅白餅を撒くのは慣習となっており、その原料となるもち米の契約栽培事業は菓子組合にとって重要なものです。最善の方法で組合員に有益となるようJAとの信頼関係をもって継続してまいります。

 山口県菓子工業組合事務局長・恒松恵子

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