地域の魅力を発信
障スポにて和菓子ブース出店

滋賀県菓子工業組合青年部は、10月25日から27日にかけて開催された全国障害者スポーツ大会(障スポ)において、地元菓子の魅力を広めるための出店事業を行った。会場となった平和堂HATOスタジアム(彦根総合スポーツ公園陸上競技場)では陸上競技が繰り広げられ、全国から集まった選手や観客で熱気に包まれた。そんな中、滋賀の和菓子ブースには多くの人々が足を止め、菓子を手に取りながら会話を楽しむ姿が見られた。
今回の出店では、近江三方庵の「でっちようかん」「近江みたらし餅」、かぎや菓子舗の「ようこ」「湖の餅tae」、鶴屋吉正の「ニジノカケラ」、ニコニコ堂の「近江ういろう」「おいもさん」、押谷製菓舗の「mio」「和のタルト」、種新の「口どけほろりん」、梅元老舗の「百足伝説」「しのはらもち」など、多彩な商品が並んだ。滋賀ならではの工夫が光る菓子群は、買う買わないに関わらず多くの人々の関心を集め、和菓子を通じて地域の文化に触れるきっかけとなった。
特に注目を集めたのは押谷製菓舗の「餅の恵mio」である。滋賀県のブランド苺「みおしずく」を使った最中で、皮の表面にマスコットキャラクターが印刷されているユニークな商品だ。事前の宣伝効果もあり初日から予定数が完売、二日目には品切れとなり、三日目に補充した分もすべて売り切れる盛況ぶりであった。来年、滋賀県菓子工業組合が60周年を迎えるにあたり、この「mio」は記念菓子としても登場予定で、現在は苺の形をした可愛らしい最中種の製作が進められている。未来へと続く新しい菓子の姿に期待が高まる。

最終日の三日目は特に来場者が多く、各店舗の商品が次々と売れていき、結果としてすべての商品が完売するという快挙を達成した。販売員からは「全国のお客様と直接お話できて楽しかった」「滋賀の菓子をPRできた」との声が寄せられ、地域の魅力を伝える手応えを感じていた。滋賀県の菓子に触れ、改めてその良さに気づいた来場者も多く、菓子を通じた交流が地域の誇りを広げる場となった。
今回の出店事業は、滋賀県菓子工業組合青年部にとって、地域の菓子文化を広める大きな成果となった。スポーツ大会という全国規模の舞台を通じて、菓子が人と人をつなぎ、地域の魅力を発信する力を持つことを改めて実感する機会となった。来年の60周年に向け、青年部はさらに創意工夫を重ね、滋賀の菓子文化を未来へとつなげていく。
滋賀県菓子工業組合青年部部長・堀内規雅
全国菓子工業組合連合会