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和菓子づくりも文化づくり

県文化祭にて和菓子づくり教室開催

鳥取県総合芸術文化祭のロゴマーク 平成22年11月13日(土)、県中部に位置する倉吉未来中心において、当組合中部会(小椋郁男会長)加盟企業が講師を務める和菓子づくり体験教室を開催しました。

この体験教室は、今回で第8回目となる鳥取県総合芸術文化祭の中部地区事業の一環として開催され、「ええじぇないか中部!~未来を奏でる文化のまーち~」のテーマのもと、絵画や写真の展示、合唱や演劇などのステージイベントが繰り広げられるなかで、地域の食にも目を向けようと「食文化」をも切り口に、地域の和菓子を作り味わう体験として企画されたものを、当組合中部会が講師依頼を受け実施したものです。

この教室は、中部会加盟企業6社(おぐら風味堂、石谷精華堂、ふしみや、まんばや、岡本製菓、かわしま菓子店)の組合員が指導者となり、「練り切り」「茶巾しぼり」「どら焼き」「あんそぼろ」などの和菓子を約1時間かけて3つ作る企画として実施され、家族連れや普段は洋菓子が得意という主婦の方、若い女性など総勢30名が体験参加しました。

普段、和菓子を口にしたり、職人の製造風景を目にすることはあっても、特に洋菓子などと違い、一般の方々が和菓子づくりを経験する場や機会は少なく、参加された方々の感想としては、「形を整えるのが難しかった」「たいへん勉強になりました」「ぜひ来年も続けてほしい」などの意見も聞かれ、たいへん有意義な教室となりました。

和菓子づくり体験教室 またこの文化祭の会場の一角では、地元高校茶道部によるお茶席が設けられ、加盟企業の和菓子が茶菓子として供され、お抹茶に一服する観客の方々の姿も見られました。また「御当地バーガー」や「とち餅ぜんざい」などを販売するコーナーにも、多くの方々がめあての商品をめがけ押し寄せ、早々に完売になる商品も見られました。

また今回の体験教室のスタッフには、菓子の原材料(内藤製餡所)や資材などの取引企業のスタッフ応援もあり、円滑な運営を行うことができました。

当組合中部会は、「和菓子づくりも食文化」という概念を掲げ、このような文化イベントを通して地域の方々へ和菓子に対する理解を深めることができれば、是非、今後も積極的に実施協力していきたいと考えています。

 鳥取県菓子工業組合理事長・小谷寛

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