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松和会持寄審査会

松江市をテーマとした作品を展示

受賞作品「郷里」 松江市近郊の和菓子技術者で結成している「松和会」の持寄会(松江で和菓子文化の発展をめざす職人たちがその技をいかんなく発揮して作り上げた作品を一堂に集めて展示)が開府400年祭を記念して建設された「松江歴史館」で11月6日~20日に開催され、工芸菓子24点、引菓子9点、上生菓子8点の作品が展示されました。持寄会とは年に1回開催され今年で34回目をむかえます。今回は松江市をテーマとした数々の作品の中から慎重に審査され、全国菓子工業組合連合会理事長賞に㈱彩雲堂の福島善照さんが受賞されました。「郷里」という題の引き菓子で、宍道湖の夕日と嫁が島を表現したお菓子と松江の市花である椿を描いたお菓子、宍道湖に毎年飛来して来る白鳥の3点をケースに入れて出品されました。3点のバランス・色合い・アイディアが高い評価を得て受賞が決まったということです。今回は会場が「松江歴史館」という事で、観光客・市民の方々が初日から大勢来館され、普段は目にする事の無い工芸菓子・引き菓子を見て驚き、さらに全てがお菓子であるということに驚いているようでした。展示作品についての説明や質問に和菓子職人である松和会の役員が、応じていました。

 今年度も島根県菓子技術専門校が開校しており、生徒は熱心に基礎から学んでいます。福島君も専門校の出身であり、卒業生の中から毎年のように持寄会では好成績で賞を受賞しています。来年度入校の受け付けは12月頃からになります。

 島根県菓子工業組合事務局・高島佐枝子

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