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京都市立紫竹小学校で菓子教室を開催
京都府菓子工業組合青年部は、6月13日(水)に京都市立紫竹小学校で菓子教室を開催した。
六年生の児童40名に対し青年部員11人集まり、上生菓子とみな月の作り方を指導した。青年部の菓子教室の取り組みは、この紫竹小学校から始まり4年目で、この紫竹小学校では通算5回目となる。
この日は午前中、葵餅の上田孝博氏が京菓子の歴史や文化の講義をし、午後から調理室で菓子教室となった。
津田陽輔部長の挨拶のあと、幸福堂の北川善英氏が上生菓子の桜と菊の作り方を説明、各テーブルに別れ青年部員が手取り指導した。ヘラで一気に16枚の花びらを切る菊はなかなか難しそうだったが、皆楽しそうに上生菓子を作った。
みな月は、寿菓舗の狩野琢也氏が説明した。家庭でも作れるようにと、枠は牛乳パックを使った。蒸してる時間に、きねや菓舗の上田悟史氏が、児童のリクエストに応え様々な上生菓子を作り、出来上がった菓子を見た児童から喝采があがった。
蒸しあがったみな月を受け取ると、最後に青年部員に質問タイムがあった。「どうして職人になったのか」「どんなお菓子が売れるのか」「客層は」など活発に手が挙がり、生徒たちに菓子作りに興味を持ったと感じさせた。
京都府菓子工業組合青年部広報担当・北川善英