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見学りょ行のしおり

小学2年生お菓子の工場見学

㈱お菓子の香梅西原工場を見学 小学生の頃の見学旅行は遠足と同じくとても楽しみなものでした。それが子供達の大好きなお菓子の工場ならなおさら楽しみなものでしょう。

 熊本銘菓として有名な「陣太鼓」の㈱お菓子の香梅西原工場では、子供達に工場見学をしてもらってお菓子を作る現場を見てもらい、興味を持ってもらい、ひいては食育につながればいいとの思いから、工場見学を受け入れ、ほぼ毎日熊本県内の幼稚園児や小学生が工場に訪れています。

 9月27日には気持ちの良い秋晴れの中、菊池市の小学2年生の児童42名が見学に訪れていました。子供達はそれぞれ「見学りょ行のしおり」という冊子を手にしています。見学は3つの内容で行われます。

 まずは、DVDによるお菓子やお菓子の製造工程の説明です。担当の方が時にクイズを交えながら子供達はどんどん話に引き込まれ、熱心にメモを取っています。美しい和菓子や美味しそうなケーキや人気のくまモンのケーキなどの画像が出てくると子供達に歓声が上がります。

 次に2組に分かれて、菓子職人によるお菓子の実演の見学と、工場内の見学とが交替で行われます。この日は洋菓子職人による、ケーキの仕上げの実演でした。初めて見るプロの職人のデコレーションケーキのナッぺ(生クリームを周りに塗る)やクリームの絞りや飾り付けに子供達からは歓声が上がっていました。終了後の質問コーナーでは「1日何個ケーキを作るんですか?」とか「生クリームはどうやって作るんですか?」等々熱心に質問していました。

 そして工場内の見学です。まずは帽子とマスクを着用し、一人一人エアシャワーでほこりを取り除いてガラス張りになっている工場の見学をします。陣太鼓のケースが組み立てられるところから箱詰めまでのラインを担当の方の説明を交えながら、子供達からは終始「あ、見えた見えた」とか「すごーい」などの歓声が上がっていました。

 終わってからの感想は低学年では「エアシャワーがおもしろかった」とか「匂いが良かった」とか比較的体感的な感想が多いようです。高学年になると「自分も作ってみたい」とか、「自分もパティシエになりたい」などの手紙が届く事もあるそうです。

 終了後は子供達にお菓子の入った袋がお土産に配られました。子供達にはとても良い思い出、勉強になった事と思います。

 熊本県菓子工業組合事務局・野田尚美

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