たいま菓子店
大きなシャコちゃん駅のある町で
青森県つがる市、古代縄文の時より、津軽の大地に亀ヶ岡文化を築いた現つがる市に、和菓子作り創業70年余りの当店。当主は、遮光器土偶が産み出した人々の素顔と、素朴な生活その中で、地元の高校生と合同で考案し、シャコチャンケーキを製作販売し、また、私自身としては和菓子の土偶最中を製造販売するようになりました。その様な地域に根付いた商品開発をする事で、つがる市の観光及び集客に繋げていくよう、日々頑張っています。
和菓子と言うよりも、物造りは奥が深く、終わりの無い夢のある仕事だと思います。一日一日精進していくだけです。
つがる市では、季節の移り変わりと共に一年を通して、特産品として、メロン、スイカ、りんご等の野菜や果物が沢山あります。メロンの時期にはメロンケーキ、メロンババロア。りんごの収穫が始まる頃からはりんごを使ったりんごまんじゅう、アップルパイ等。かぼちゃの時期にはパンプキンパイ、等々、地場産品を多種多様に菓子造りに利用しています。
つがる市は、まだ農業が盛んな所で、未だに昔からの風習もあり、お客様のご注文に応じて、祝儀、仏事にと菓子の需要もあり、地域の人達の要望にも取り組んでいきたいと思います。商工会、つがる市の観光物産協会の協力の下、市民一丸となって、つがる市の観光を全国に広めたいです。
地方の方は大変な人口減で不況の中、市のイベントには参加するのが一番。春祭りには桜餅、うぐいす餅、わらび餅。また、つがる市の観光地、日本百選に指定された公園「ベンセ湿原」や、「亀ヶ岡遺跡」。行事では七月下旬には人形ネブタや扇ネブタが十数台町内を練り歩き、八月下旬には「馬市まつり」という、馬ネブタで農耕馬の霊を昇天させる行事があります。他の地でも同じだと思いますが、我々商人には観光客相手に商いをする時代になりました。
日本の和菓子作り文化を後世に残していけるよう、今日も菓子造りです。
※シャコちゃん:木造駅の前面に貼り付けられた大きな土偶のモチーフの愛称。
青森県菓子工業組合常務理事(西支部長)當麻正雄
店舗データ
たいま菓子店
営業時間:8時~19時
定休日:年中無休
青森県つがる市木造照日28-3
TEL.0173-42-2232