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いちかわバラ物語の和洋菓子

4年ぶりにイベントで販売

オープニングセレモニー 市川市消防音楽隊

 2023いちかわローズフェアが5月13日(土)に市川市の里見公園にて開催されました。この催しは市川市民の花であるバラの展示および普及促進、並びに花と緑のまちづくりの啓発を図るため、春のバラの見ごろに合わせて2014年から毎年開催されていましたが、コロナ禍では中止されていて4年ぶりに完全開催となりました。

 市川支部では2012年に当時の市長から、市川みやげとしての菓子の開発をしてほしいという鶴の一声で、市内の菓子店に協力をお願いして「いちかわバラ物語」と題して、一年かけて各店舗オリジナルのバラをモチーフとした菓子を開発。当初は支部外を含め20店舗、二十数種類のバラの和洋菓子がありました。その後は、市内の菓子店の高齢化や後継者問題により閉店、廃業が相次ぎ、現在参加協力しているのは12店舗になっています。

販売会場の様子

 今回のイベントではこのうち6店舗10種類のバラの和洋菓子を販売しました。

 バラの花の模様の最中皮に粒あんとバラエキスで香りづけした求肥を入れたバラ最中や、バラの香りがするバターケーキ生地に苺ジャムを入れて焼き上げたガトーローズ、バラの香りのマドレーヌ、ローズハーブを加えたシフォンケーキのラスク、バラと桃のフレーバーティーとドライローズを練りこんだ焼きドーナツなど、どれも菓子職人のアイデアと技術が光る逸品です。この他にお団子や草もち、お赤飯などの販売も行ないました。

 当日は曇り時々雨の予報で開催が危ぶまれ、昼前からは本降りの雨にもかかわらず午後の早い時間に完売することができました。

 久しぶりのイベントで、お菓子やバラの鉢植え、とれたての野菜などのお土産を両手いっぱいに持ち、嬉しそうなお客様と、たくさんの子供たちの笑顔が見られて私たち出店者にとっても楽しい一日になりました。

 千葉県菓子工業組合副理事長・峯島重明

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