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今年も老舗百貨店での「くまもと和菓子まつり」開催

どら焼きフェア

 令和5年6月14日(水)から19日(月)まで、鶴屋百貨店にて「くまもと和菓子まつり」を開催しました。「くまもと和菓子まつり」は平成24年から、6月16日の「和菓子の日」をはさんで毎年開催しています。会場の「鶴屋百貨店」は1952年創業、〝上質なくらしを提案する郷土のデパート〟をキャッチフレーズに、熊本を代表する老舗百貨店です。

県内の約25種類のどら焼きを販売

 「くまもと和菓子祭り」では熊本県菓子工業組合員よりお菓子を買い取り販売しています。特にここ数年は「どら焼きフェア」として、熊本県内より約25種類のどら焼きを販売しています。値段も味もパッケージも様々ないろいろなお店のどら焼きが一緒に揃うことはこの時しかなく、毎年お客様からは「どら焼きでもこんなにたくさん種類があるんですね」「いろいろなどら焼きを食べ比べるのが楽しみです」と好評を博しており、毎年どら焼きフェアを楽しみにしているお客様がたくさんいらっしゃいます。コロナ禍で様々な規制があった時期にも一度も途切れることなく毎年開催されてきました。

 また、期間中は毎日交代で理事が売り場に立ち接客や販売を担当しており、お客様と直にふれあう良い機会となっています。

会場の「鶴屋百貨店」

 どら焼きフェアの他にも、熊本銘菓販売もあり、普段はなかなか買いに行けない熊本市外のお菓子も購入できるという事で、まとめ買いをするお客様もいらっしゃいます。また熊本市南部の川尻町のお菓子屋さん6軒で作られたグループ「開懐世利六菓匠」による上生菓子の実演や、夏らしいくずまんじゅうや水ようかんのコーナーも好評です。トータルすると約30社70種類のお菓子が一堂に会する機会はなかなかなく、お客様にも毎年満足頂いている「くまもと和菓子まつり」です。

 課題として、毎年食品表示の順守が完璧でない店も多く、特に昨年より始まった「アレルギー表示」に関しては記載されていない商品も多く、執行部でシールを追加添付するなどの苦労もありました。デパートでの出店のためのみならず、各店での徹底も今後の課題だと思いました。

 熊本県菓子工業組合事務局・野田尚美

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