イベント開催&レポート
熊本県レポートの投稿

恒例の肥後菓子道場に高校生が見参!

肥後菓子道場

 熊本菓子博2002開催から21年、以降毎年4回続けてきた創作菓子の持ち寄り会「肥後菓子道場」に、初めて地元の高校性が考案した作品を持って参加しました。

 熊本慶誠高等学校はパティシエコースがあり2・3年で和洋菓子パンを実習しますが組合員からも講師として出向しています。

 もっと学習したい生徒たちがクラブを作り、思い思いの菓子にチャレンジしています。

 これまで洋菓子の全国スイーツ甲子園に幾度となく先輩たちが出場し、優勝の経験を2回も偉業を成し遂げてきた中、全国和菓子甲子園があることを知り出場願いましたが、時機を逸し叶いませんでした。

 これを知った組合の方々から生徒たちが考案した和菓子を、プロに見て試食していただき評価をしてもらうことになりました。

米(マイ)ふるさと宅急便

 今回生徒3人が連日試作を繰り返し、秋と県産米をテーマに「米(マイ)ふるさと宅急便」と名を付けた和菓子が出来上がりました。

 菓子道場当日プレゼンボードを用意し、和菓子の内容説明を緊張しながら伝えてもらいました。県産の餅粉・白玉粉・上用粉・晩柑・栗を使用し、抹茶の浮島に羊羹流し

 その上に錦玉流し月を見立てた餅と熊本のいちょうをあしらったこだわりの逸品に組合員の目が注がれました。

 試食タイムになり二十数名分の作品を皆さんに振る舞い評価をいただきました。

 高さが少し高いようで食べにくいので低くしたら、盛りだくさんの県産品をよく一つの菓子に盛り込んでる、など他にもアドバイスをたくさん頂き真剣に聞き入っていました。

 今回菓子作りにチャレンジしプロの作品を見て試食説明頂いたことで、普段何気なく頂いているお菓子にもいろいろな努力や工夫や想いがたくさん詰まっているんだなと感じました、と生徒3人が感謝と思いを述べ締めくくりました。

 生徒達から、次回の菓子道場にも参加したいとの意気込みに、組合員からは我々ももっと研さんを重ねていかないと負けられんばいと緊張と期待の声が聞こえてきました。

 来年は全国和菓子甲子園に後輩たちが意志を継いでチャレンジすることでしょう。

 熊本県菓子工業組合副理事長・北川和喜

イベント開催&レポートのサブカテゴリ一覧

イベント開催&レポート:熊本県レポートの過去投稿一覧