各地の菓子店探訪
熊本県菓子店の投稿

菓舗 菊水堂

玉名市で長年愛されているお店

山嵜博史さんと山嵜憲一さん

 盛夏の候、今回訪れたのは、熊本県玉名市にお店を構える「菊水堂」さんにお伺いしました。創業昭和22年と長い歴史もあり、多くのお客様から愛されている和洋菓子のお店です。2代目山嵜憲一さんが3年前に3代目の山嵜博史さんへと社長を交代されました。私もつい最近親組合の総会で初めて3代目とお会いし、仲のいいお菓子屋さんに紹介いただいて、そこでお話をして打ち解けました。

 3代目の山嵜さんは若い時期に、別の洋菓子店で経験を積まれてこられ、28歳の時に実家の菊水堂に戻られました。

菊水堂

 菊水堂の銘菓「長者饅頭」は昭和24年から発売され、肥後の国玉杵名に古くから伝わる「ひきの長者伝説」にあやかり、「長者饅頭」を食べた人の長寿と繁栄を願って作られていて、今もお客様に愛されている銘菓です。

 そして「長者饅頭」はあの日本のマラソンの父である金栗四三さんも玉名出身とのこともあり初代が営業されている時によく来店され食べられていたそうです。

長者饅頭

 夏の時期、菊水堂といえばアイスキャンディー。種類も10種類とバラエティー豊富で見ていてとても綺麗です。そして、現在かき氷も販売されていて、地元の産品を使ったかき氷に力を入れられています。こちらのかき氷も大人気商品で現在6種類販売されています。この取材の時には、もっと地元の産品を使ったかき氷を作ろうと、地元の味をどう活かせてかき氷にできるかと、すごく真摯に取り組まれていました。

 また購買層が女性のお客様の割合が多いとのことで、そこの女性のお客様のニーズに焦点を当てられ、味も見た目も興味を惹かれるように取り組んでおられます。

 考え方もすごい柔軟な方なので、いろんな視点からお菓子のことを考えておられるなぁと思いました。

 そして山嵜さんはお菓子屋さん同士の繋がりを大事にされており、今回こうやって繋がりを持てたので取材を行えたことに改めて、一つ一つの繋がりの大切さもわかりました。

 全国菓子工業組合連合会青年部九州ブロック長・伊藤頼信