和歌山県菓子店の投稿
人気商品「南端ポテト」
観光客増え明るい兆し
本州最南端に位置する和歌山県串本町では、リアス式海岸と紀伊山脈に挟まれ農地の作付けをする平野が少なく温暖な気候を利用して昔からサツマイモ栽培が行われていた。JR串本駅前で、町屋建築の風格を感じる和菓子店を営む「菓子 潮ざき」に地元JA紀南から特産のサツマイモ「なんたん蜜姫」をお菓子に出来ないかと相談があり試作に取り組んだ。糖度が高くて果肉の色が鮮やかな黄色でしっとりした食感で非常に甘いサツマイモで美味しく地元特産品で、そのサツマイモを蒸したり焼いたり色々試行錯誤を重ね焼芋ペーストにしてパイ生地で包み焼き上げた、非常に口当たりが良く若い女性に人気の「南端ポテト」が出来上がった。また近くの海岸に国の名勝遺産橋杭岩、立岩をイメージした「立岩巻」新鮮な地元鶏卵と国産小麦粉にてふっくら手焼きした焼き皮で口溶けの良いさっぱりした自家製こしあんを包んだ人気商品で、「南端ポテト」共に地元で愛され手土産に使われ家庭でもスイーツとして人気があり、本州最南端串本を訪れる観光客にお土産として良く売れている看板商品のお菓子です。また近くに民間小型ロケット発射場があり、潮崎佑久店長はコロナウイルスもやっと落ち着きを取り戻し串本を訪れた観光客も増え明るい兆しが見えてきたと笑顔で話をしていました。
和歌山県菓子工業組合事務局・高橋義明