三重県レポートの投稿
組合主体の技術講習会
昨年に引き続き開催

三重県菓子工業組合の講習会を、令和5年9月5日(火)10時~15時、津市にある齋藤商会を講習会場にお借りして昨年に引き続き開催いたしました。
コロナの影響でしばらく開催できていなかった組合主体の技術講習会でしたが、昨年は東京製菓学校の梶山校長にお願いし盛会と終わりまして、今年度も組合として人気の高い技術講習会をしっかり行いたいとし、大阪の名店「あん庵」の社長「松田明」氏に依頼。
松田氏は海外にも意欲的に和菓子の技術を伝える方で、令和5年5月にもフィリピンセブ島で和菓子講師を務めるなど精力的に業界発展のご尽力をされています。
当日は三重県内の組合員が多数集まった中、熱のこもったお菓子6品を作り上げてくださいました。年末向けのクリスマスをモチーフにしたお菓子やご自身が大阪の和菓子屋の方々と企画したキューブ型の変わり羊羹などを披露。即戦力となるものをたくさん作っていただきました。

作る技術的な面もさることながら販売の仕方などにも話は及び、キューブ型羊羹に金箔を貼り合わせ2000円ほどの価格にて販売し、製造が追いつかないほど売れたなど当組合員にとっても菓子の可能性を改めてかんじれるよい時間となりました。人流の流れなど以前に近づきつつある昨今、菓子を学ぶこの組合主体の技術講習会を今後も続けていけたらなと思います。
三重県菓子工業組合理事・岡本伸治