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8年ぶりの全国菓子博覧会に向けて

準備に関わる皆様へエール

 2017年平成29年のおいせさん菓子博から8年ぶりの菓子博SMILE SWEET HOKKAIDO in旭川が後一年と迫ってきました。思えば、すぐに次の候補地が決まっていたら新型コロナの影響で大変な事態になっていたかと考えるとこの8年は必要な期間だったとも言えると思います。

 ただ、開催発表から開催までの期間が短い事もあり準備委員会は大変な状況かと想像できます。これまでの菓子博と違って規模を縮小し、参加県やブロックへの負担軽減もされ、今後の菓子博の試金石となる取り組みをされ、次の候補県菓子組合が手を上げやすくなる方式が確立できれば、それだけで快挙となると思います。

 品評会商品・販売商品の搬入、工芸菓子の搬入や管理、全国からの交通アクセス等、地域的問題課題は多く考えられます。

 各県菓子組合も、こうした課題を一つずつクリアしながら協力体制を造る必要があると思います。

 話しは変わりますが、去年の北海道小豆の不作で全国の和菓子店は今大変な状況に陥っています。思えば北海道は全国の和菓子洋菓子店の原材料の貴重な供給地であります。

 このことも、今回の菓子博を通じて、菓子屋だけで無く一般参加者はもちろん北海道のそうした原材料の生産者の皆さんにアピールでき、自分たちの作物や製品が全国の菓子屋の支えになっている事を再認識して頂けるいい機会になれば、これも北海道で開催した菓子博の大きな意義になると考えています。

 残された時間は少なくなっていますが、北海道準備委員会と各県菓子組合、協力菓子業界団体、地元自治体がより情報共有を密にし、素晴らしい結果を得られます事を心より祈念申し上げ、旭川、北海道で準備に関わって下さっている皆さんにエールを送りたいと思います。

 三重県菓子工業組合理事長・岡 幸男

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