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「岩手県政150周年」を祝うお菓子の試食会を開催

岩手県政150周年記念スイーツモニター試食会

 岩手県菓子工業組合(菊地清理事長)主催の「岩手県政150周年記念スイーツモニター試食会」は、去る11月27日、アートホテル盛岡を会場に盛大に開催された。参加者が県政150周年を記念して開発された県内組合員事業所15社の和菓子や洋菓子の新スイーツを味わった。

 記念スイーツの開発には、同組合に加入する県内組合員15社が、各々構想を温めたものを、10月に菓子技術講習会を開催し、試作品を製造した。今回のテーマとして、岩手県政150年にちなんだものというキーワードから、岩手県が米どころであることから、当組合独自で県産米を微粉末に製粉した米粉を使用し、商品開発に取り組んだ。

 試食会には当組合、岩手県、米粉の原料となった県オリジナル水稲品種「金色の風」ともち米「こがねもち」を提供したJAいわて平泉(一関市・平泉町)のほか、一般モニターとして応募した県民、未来の業界戦力として招待された北日本ハイテクニカルクッキングカレッジ(盛岡市)の製菓コースの学生ら約150人が参加した。菊地清理事長は「心の安らぎやほっとする時間醸し出すのがお菓子。ふるさと岩手の有用な素材を使った15種類の力作を是非味わい、皆さんの意見や希望を頂戴したい」とあいさつした。

 参加者は塩大福やパウンドケーキ、カステラ、どら焼き、スフレ、まんじゅう、かりんとうなど各組合員事業所のスイーツを試食した。試食した達増拓也岩手県知事は「岩手県のお菓子屋さんは技術のポテンシャルが高く、どれもとても美味しい、特にチョコレートがマッチしている」。一般参加者の女性は、塩大福を食べ「もちもちして弾力があり、小さいのに食べ応えがある。塩が利いていて中のあんも甘過ぎず食べやすい」と舌鼓を打っていた。

 記念スイーツは、試食会でのアンケート結果を参考に各組合員事業所が改良を加えるなどし、早ければ、来年度にも製品化される予定である。

 岩手県菓子工業組合・小沢仁

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