全国菓子工業組合連合会「田の中屋」
田んぼの中の田中屋せんべいカフェ
せんべいの可能性を広げる活動を続ける岐阜県大垣市の「田中屋せんべい総本家」が未来に向けた新たな一歩としてこの夏、本店のある市街中心部から車で40分の里山に自然派カフェ「田の中屋」をオープンしました。
毎日かまどでお米を炊きあげ、地元の豊かな恵みと全国から取り寄せた最高の素材を合わせ提供するおにぎり豚汁定食やジビエのスパイスカレーが人気です。
せんべいやその加工品を使ったオリジナルせんべいスイーツも充実しています。代表銘菓のみそ入大垣せんべいをカップにした「みそせんべいジェラート」は和のクッキー＆クリームアイス。せんべいチップとせんべい塩で食べる「キャラメルテリーヌ」は食後にピッタリ。一番人気の「白まつほ」はナイフとフォークで食べるせんべいデセール。半生に焼いたみそ入大垣せんべいに粒あんとキャラメルを乗せ、軽くオーブンで焼きます。せんべいの新たな可能性を広げる一皿です。
物販スペースではせんべいや原材料の量り売りをはじめました。子供たちにより良い未来を残すため、里山の自然豊かな環境を維持、保全するため、できるだけゴミを出さない消費スタイルを提案しています。
少子高齢化、過疎化が進む里山の未来は日本や世界の最先端の課題が集積する先進地域と言えます。今までの成功モデルは通用しなくなっていくこの先、こういった地域の課題を解決しながらしがない煎餅屋が未来に光をともすことが少しでもできたらめちゃくちゃ楽しいと思っています。
オープンから４カ月、地区に飲食店が一軒もなく、公共交通機関も不便すぎる田舎の里山に地元、近隣のお客さんはもちろんのこと、遠くは北海道、そして東京、大阪、京都、名古屋からお客さんが続々来てくれるようになりました。
さて、日本やお菓子の未来はどこに向かっていくのでしょう??
公式インスタ：＠tanonakaya でチェックしてみてください
岐阜県菓子工業組合・田中屋せんべい総本家・六代目・田中裕介