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津和野あんこ旅

さまざまな形で食すスタンプラリー

津和野あんこ旅

 島根県鹿足郡津和野町は島根県の南西部に位置する町です。伝統と文化を有する町で小さな盆地に広がる町並みは山陰の小京都と呼ばれています。2015年には日本遺産にも認定され伝統と文化を有する町のひとつです。あんこもまた、国民的スイーツとして古来より親しまれてきた歴史があります。日本のソウルフードであるあんこをさまざまな形で存分に食することのできるスタンプラリーです。今年第2回目となる「津和野あんこ旅」が9月1日より10月31日に開催されました。第1回目は4月に開催され県内はもとより県外からも多くの観光客の方が参加されました。このイベントは同町で古くから愛され続けるご当地あんこ銘菓「源氏巻」の食べ比べや宿泊をして観光地を巡る旅が出来ます。

 源氏巻とは、こしあんをカステラ生地で巻くだけのシンプルなお菓子です。現在では町内の和菓子店が中のあんを「つぶあん」「白あん」「抹茶あん」に工夫をして販売しています。
 9月から始まったイベントでは、近県だけではなく大阪や東京や欧米からも情報を聞いて来られた方も数多くいまして、色々な餡を使ったお菓子に舌鼓を打ちお土産に買われる方も以前に比べ多くなりました。

 津和野町は栗の名産地であり9月下旬からは、栗きんとんや栗大福など地元の栗を使ったあんこスイーツが店頭に並び始めます。10月は小さな町ですが造り酒屋が3軒もあり、日本酒が盛んな地域です。地酒とあんこは相性が良く、この時期ならではの楽しみの一つです。来年度の開催時期には是非訪れて、伝統芸能を鑑賞したり、町並み散策、名産の栗や地酒とあんこスイーツを楽しむ津和野の新しい魅力と発見の津和野あんこ旅を是非満喫して下さい。

 島根県菓子工業組合津和野支部・山田浩義

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