島根県レポートの投稿
茶の湯の日イベント
茶の湯文化を次世代に
松江菓子協会は4月13~14日、イオン松江SCにおいて「茶の湯の日」イベントを開催しました。松江市は大名茶人・松平治郷(不昧)公の命日が4月24日であることに因み、平成31年4月に「松江市茶の湯条例」を制定し、毎月24日を茶の湯に親しんでもらう日としています。
松江菓子協会では令和2年以降、春・秋の年2回、松江の茶の湯文化を次世代(子供達)に継承することを目的とした「茶の湯の日」イベントを開催しています。和菓子職人の指導のもと生菓子を作る「こども菓子作り教室」、地元茶舗の協力で抹茶を点てる「こども抹茶体験」、楽しみながら茶の湯文化が学べる「クイズラリー&ガチャ」、千円分のお菓子が五百円で買える「トクトク袋」の4本柱です。
早朝から受付開始を待つ長い列ができ、終日大勢の親子連れで賑わいました。中には毎回参加する常連の親子もいて、綺麗に包餡するので職人も驚いていました。抹茶体験では、子供が小さな手で抹茶を点て、顔と同じくらいの茶碗で抹茶を飲んでいる微笑ましい姿がありました。トクトク袋の販売コーナーでは子供が「お菓子をください」と可愛い声で買い物をしていました。自分が作った生菓子を見せてくれる子供もいました。
このイベントを通して、お茶とお菓子を囲んだ家族団らんの楽しい時間が提供できたと思います。松江菓子協会では、今後もこのイベントを継続し、茶の湯文化の継承と会員各社の発展につなげようと考えています。
島根県菓子工業組合松江菓子協会・山口周平