イベント開催&レポート
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県内各地で菓子組合活動

スタンプラリー、アニメコラボなど

やない*花とお菓子まつり

 山口県は横に下関支部から岩国支部までの距離158㎞。最大の人口を持つのは下関市。次いで県庁所在地の山口市で、以下10万人を超える市が4市となり、組合活動は13支部が地域の主導で行うことが多くなります。今回は最近の活動をご紹介したいと思います。

 まず柳井市では「やない*花とお菓子まつり」を開催しました。これはハロウィン装飾を施した市内の菓子店をスタンプラリー形式でめぐり、スタンプの数によって様々な景品を抽選で提供するものです。「コロナ禍から4年目となり多くの方に認知され、誰でも参加できるイベントとして定着してきた。今年はコロナによる行動制限がなくなり、前年以上にスタンプラリーの参加者が増え、参加店舗の売り上げにも貢献した。組合員にも好評で、柳井支部が一致団結するきっかけとなっている。お客様の声を反映しながら、より喜ばれるイベントにしていきたい」支部長の感想です。

 山口市では県の食の安全推進室から講師を招いて、菓子工業組合が作成したHACCPの手引きを基に食品の衛生管理について詳細な説明と記録の手法を学びました。同時に山口県産業技術センターの担当者から、センターが保有している機器のうち菓子に活用できそうなものについて説明がありました。特に食品の分析機器に対して組合員の関心が高く、その他相談機能も設けており、センターを気軽に利用してほしいとのことでした。

エヴァンゲリオンにちなんだお菓子

 宇部市においては市出身の庵野秀明監督が手がける人気アニメから「まちじゅうエヴァンゲリオン」が開催され、市内各所でエヴァンゲリオンにちなんだイベントを行っている中、3店舗が菓子で協力し、まちを盛り上げています。新しいあんを入れた饅頭であったり、イメージカラーで仕上げたカステラであったり、普段から人気のお菓子の新作はアニメファンだけでなく従来の顧客にも支持を集めています。「アニメを忠実に表現したパッケージを製作し、中にカードを封入することで特別感を出した。わざわざこの商品を求めて遠方からの来店があり、予想以上に売れている」とのことです。

 いずれは県単位で菓子消費啓発事業を行うことが理想ですが、このように各支部で自治体の協力をうまく活用し、菓子の消費につなげて活発な支部活動を実施していけば自ずと組合員の増強につながるのではないかと思っています。

 山口県菓子工業組合事務局・安光このみ

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