「スイートマンデーおやつプロジェクト」

2024.6.17

　山口県菓子工業組合は今年度初めてのイベント「スイートマンデーおやつタイムプロジェクト」を実施します。

　社会人が憂鬱になりがちな月曜日の午後、会社全体でおやつの時間を設けることで、一週間のスタートをポジティブなものとして、働く人の士気を高めることでゆくゆくは会社の業績向上や雰囲気の改善につながればという思いから企画しました。もちろん、組合員である菓子店への来店動機や売上向上の手段になることが前提です。

　まず、組合員に声を掛けて参加（加盟店登録）を募ります。ここでサービスの特典を付けられるかどうか選択します（有無の選択は自由）。その後、登録店舗と特典をとりまとめ、県内の商工会議所や中央会を通じて企業の参加を募ります。参加した企業には、総額１００万円のおやつクーポンを分配して配布します。クーポンは１０００円ごとに５００円使えるもので、お得感を演出して企業のおやつタイムを促し、組合員からの特典は参加証を発行して対応します。

　以上が簡単な流れになりますが、開始に当たってはマスコミを利用し大々的な広報活動を行う予定です。ここで組合に加入していない菓子店との差別化が生まれます。よく行く菓子店がキャンペーンに参加していないのは菓子組合に加入していないから、業界団体に入らないのは何か理由があるのか、など顧客の反応を期待し、組合への加入促進へのきっかけになることを願っています。同時に組合員を紹介する専用ホームページを作成したり、読み間違いを案じてファックスや郵送と並行してＧｏｏｇｌｅフォームを活用したり、組合で遅れがちなデジタル化の試行も兼ねています。

　これは昨年就任した坪野恒幸理事長が一年掛けて準備したもので、掛かる費用については県より全額補助金の認定を受けました。組合としては久しぶりの県全体で取り組むイベントですが、組合の予算を使わないので組合員の理解度は高いものでした。

　売り手によし、買い手によし、世間によし。商売人の心得を念頭に、月曜日はスイーツでハッピーになって会社の生産性を上げるという山口県内での盛り上がりを先進事例として、月曜日はスイートマンデーおやつタイムという流れが全国の菓子組合に普及することを楽しみに、わくわくした高揚感を持って事務局を務めていきたいと思います。

　山口県菓子工業組合事務局・安光このみ