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鳥取県中部をお菓子く楽しく

美味しいものを食べに来てほしい

打吹天女伝説がある打吹山

 鳥取県菓子工業組合中部会の新役員が決まった。鳥取県中部菓子の益々の発展を祝して新役員の紹介を行いたい。菓子困った文章では業界の先が案じられるので、美味しく行きたいと思う(笑)。

■会長 ㈲山本おたふく堂 山本浩一氏

 「山本おたふく堂」は東伯郡琴浦町にある和菓子店。明治元年の創業。銘菓「ふろしきまんじゅう」は、阿波和三盆糖を使った黒糖饅頭。蒸し上がったまんじゅうの形が、ふろしきの四隅を折ったような形になることから命名された。ふっくらともちもちした生地は、懐かしい味。おたふくのようにほっぺが落ちそうだ。

■副会長 ㈲ふしみや 箕浦謙之助氏

 「ふしみや」は倉吉市の中心部にある和洋菓子店。昭和35年創業。地元三朝温泉の特産品、栃の実を練り込んで作った栃の実の餅に、あっさりした甘さの小豆餡を包んだ名物「蔵の餅」が主力商品だ。栃羊羹。栃饅頭も。そのトチの特産品を使用した商品が良い。

■会計 ㈲清水庵 清水将太氏

 「清水(せいすい)庵」は百余年近く続く老舗の餅屋。工場の隣の米屋で飲食店をはじめた。「餅しゃぶ」が倉吉の新名物になった。鳥取県産のもち米を100%使用した昔ながらの杵つき製法。粘りとコシの強さと、とろけるような食感がやみつきになる。十二単をイメージした彩り豊かな十二種の餅しゃぶをためしてほしい。餅ロン美味しい。

■監事 お菓子処かわしま 山下浩紀氏

 「お菓子処かわしま」は昭和41年創業。代表的な銘菓「はごろも」は地元に伝わる打吹天女伝説から生まれた商品だ。バターやラム酒を混ぜ込んだ餡を包んだホイル焼き。薄皮の生地が羽衣のようだ。地元の国重要伝統的建造物群、白壁土蔵を模した「土蔵最中」は国産のもち米を使った最中種に北海道産の小豆を使い、自家製餡がたっぷり詰まっているのでドウゾ。

■監事 お菓子処 まんばや 鶴本豊樹氏

 「まんばや」は明治十年創業。創業以来造り続けてきた小判饅頭に加えて、神社境内の落ち栗から「志ば栗」を考案。白餡を小豆の桃山で包み栗の形を模した焼菓子だ。薄茶にも番茶にも酒にもあう。美味しさにビックリだ。四季の生菓子も自慢である。

■顧問 ㈲岡本製菓 岡本栄伸氏

 「岡本製菓」は昭和42年創業。「菓子蔵楽部倉吉舎」として店をかまえ和洋菓子を製造販売。打吹天女伝説にちなんだ銘菓「打吹コロコロ」はチョコレートをこんがり焼いて、しっとりなのにカリカリ食感の焼きショコラだ。「葉こそ葉こそ」は「倉吉へ、ようこそ」の気持ちをこめた作ったリーフパイ。いっパイ食べてほしい。

 紹介しているうちに食べたくなってきた(笑)

 2025年春、倉吉市に鳥取県立美術館が開館する。芸術文化の詰まった建物が出来る。一方、県中部のお菓子は新旧美味しさが詰まっており、美味しさの玉手箱だ。美味しいものを食べに鳥取県中部に来てほしい。

 鳥取県菓子工業組合理事長・小谷治郎平

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