『岐阜おやつマルシェ』を開催

2024.3.15

県内菓子業界の活性化に

　岐阜県内のお菓子をお客様にもっと知っていただき、お菓子づくりの楽しさを感じてもらおうと、令和６年２月４日（日）に関市のショッピングセンター「マーゴ」のクッキングスタジオを利用して、『岐阜おやつマルシェ』を開催しました。県内10店舗が販売ブースを出し、猫子（ねこ）まんじゅうや栗粉餅、みかん大福にかりんとう饅頭、あげぱんといった自慢の看板商品をはじめ、どら焼きや酒まんじゅうといった定番商品、旬である苺を使ったスイーツや、さくら餅、よもぎ餅など春の訪れを感じる和菓子を数多く並べ、ご来場のお客様に喜んでいただくことができました。「遠方でなかなか買いに行けないお菓子がたくさん集まっていて、嬉しい」という声も多く聞かれましたし、お目当ての商品を1時間以上並んでお買い求めになるお客様もいらっしゃいました。予想以上の来客に、早々に完売して慌てて追加を持ってくるという場面も見られました。

　また、「和菓子づくりワークショップ」を４講座開催し、毎回２人の職人がチームを組み、参加者にそれぞれ２種類の和菓子を作ってもらう企画も行いました。きんとんのそぼろ付けや、練り切りのヘラ切りに絞りもの、みかんの皮をむくと中の房が見える生菓子や、道明寺であんを包んで苺を添える和菓子など、バリエーション豊かな講座を用意したところ、告知して数日で定員をオーバーする応募があり、当日は１２０名を超える参加者に和菓子作りを楽しんでもらうことができました。和菓子への関心も含め、近年の体験イベントの人気の高さを改めて感じることができましたし、職人同士がお互いのワークショップの方法や進め方、教え方や話術など参考にすることもでき、とても良い機会となりました。

　今回は、岐阜県菓子工業組合青年部が主催する初めてのイベントでしたが、準備を進める中で、メンバーを増やし、親睦を深めることができましたし、組合事務局が運営する「おやつ編集室」とも連携して情報発信を行い、今後の県内菓子業界の活性化につながる成果をあげることができました。今年の夏には、青年部の中部ブロック大会を岐阜県で開催予定です。中部圏の青年部メンバーと有意義な交流を図る機会にできるよう、士気を高めていきたいと思います。

　最後になりますが、イベント販売の売り上げの一部を石川県菓子工業組合青年部に支援金として送らせていただきましたことをご報告いたします。

　岐阜県菓子工業組合青年部部長・古田敦資