大人の工場見学

2024.6.17

～製糖工場見学バスツアー～

　令和６年5月15日（水）熊本県菓業青年会主催で「関門製糖工場見学バスツアー」が開催されました。

　目的地は北九州市門司区にある創業１００年を超える歴史ある製糖工場です。

　熊本からは１８０㎞約２時間半の距離で、27名の参加者でバスを貸し切り遠足気分で出かけました。

　まず門司港レトロに到着し、「プレミアホテル門司港」でランチをいただきました。

　関門海峡が見えるレストランの美味しいイタリアンのコースを食べながら懇談し親交を深めました。

　門司港から10分ほどで目的地の「関門製糖株式会社」に到着しました。まず社内でばら印やスズラン印の砂糖の製品や原材料のサンプルなどを見学し、ＤＶＤを使って会社の歴史や砂糖の作り方などについて説明を受けたあと、ヘルメットをかぶって工場を見学しました。敷地内には，長い歴史を感じる煉瓦造の建物が沢山残っていました。印象的だったのは工場の敷地内に国道が通っていて、海側の工場から反対側の工場に行くために地下道が通っていた事でした。

　原料糖倉庫では原糖の甘い香りがして、次々と原料糖がトラックから運び込まれていく様子を見学しました。原料糖で大きな山になっている様は壮観でした。また機械化された五十数年前から使用されているという包装機のブースや工場内の管理をしているコンピューターの並んでいる部屋も見学しました。創業１００年を超える風格を感じるとともに最新の技術との融合を感じました。

　最後に質問の時間をとっていただき、地域による砂糖の質の違いや、これだけ砂糖があるのにアリがいないのはなぜか、など積極的に質問が出ていました。

　お菓子作りにとっては主材料のひとつである砂糖についての見聞を深め、参加者との親交を深め意義のあるバスツアーとなりました。

　熊本県菓子工業組合事務局・野田尚美