イベント開催&レポート
島根県レポートの投稿

茶の湯の日イベント開催

文化の発展願う

大勢の親子連れで賑わう

 松江菓子協会は松江市の補助金を活用し、4月26日・27日、イオン松江SCにおいて「茶の湯の日」イベントを開催しました。4月24日は松江藩主・松平治郷(不昧)公の命日です。松江市では平成31年4月に「松江市茶の湯条例」が施行され、毎月24日を茶の湯に親しんでもらう日としています。松江市のコーナーでは茶の湯に関する簡単な「クイズラリー」、松江菓子協会の会員店舗による「こども菓子作り教室」、地元の茶舗に協力してもらい「こども抹茶体験」、協会各社のお菓子がお得に購入できる「トクトク袋」という内容です。

 今回のテーマは「宇宙」。1日目は生菓子「てのひらの宇宙(そら)」、2日目は洋菓子「お空のアイシングクッキー」を用意しました。朝10時の開場とともに大勢の親子連れが長い列を作り、各回ともにすぐに予約で埋まりました。講師の説明を聞き、自分なりの和菓子・洋菓子を一生懸命作っていました(参加者171名)。抹茶体験コーナーではミニ茶室をバックに、茶の湯の作法の指導を受けながら抹茶を点て、赤い毛氈を敷いた長椅子に座って味わっていました(参加者107名)。

大勢の親子連れで賑わう

 クイズラリーでは、パネルに松江城の話、不昧公の話が掲示してある中から問題の答えを見つけ出すようになっていて、楽しくクイズを解いていました。(参加者708名)和洋菓子が入った「トクトク袋」のコーナーも大盛況で、子供さんが「お菓子をください」「お饅頭をください」と可愛い声で買い物をしている姿が印象的でした。作りたてのお菓子を見せてくれる子供さんもいました。これらのイベントを通じて、松江の茶の湯の文化、お菓子を囲んだ楽しい時間を提供することで和菓子の文化がさらに発展することを願っています。

 島根県菓子工業組合事務局・高島佐枝子

イベント開催&レポートのサブカテゴリ一覧

イベント開催&レポート:島根県レポートの過去投稿一覧