愛媛県レポートの投稿
愛媛銘菓タルトがリキュールに
昨年秋、とある愛媛の酒造メーカーから、「タルトのお酒を造りたい」との突拍子もないご依頼がありました。愛媛県で「タルト」といえば、柚子の爽やかな香りが優しく香るあんこと、ふんわり甘いスポンジ生地で作られた愛媛で昔から愛される郷土菓子です。それがどうやってお酒と結びつくのか最初ははなはだ疑問でした。
しかし、先方のタルトのお酒を造りたいという思いは強く、半信半疑のまま当組合のタルト部会を通じて先方と度重なる協議・指導・監修を経て、4月末ついにタルトのお酒が完成、愛媛の銘菓がそのまんまリキュールに生まれ変わりました。
タルトの特徴である柚子とあんこの風味を生かし、まさに飲む「愛媛銘菓タルト」として仕上がっています。「タルト」の商標権を持つ「愛媛県菓子工業組合」の使用許諾を得て、このたび桜うづまき酒造様より商品名「夜ふかしタルト」として、道後温泉の土産品店などを中心に販売しております。
おすすめの飲み方は、ストレートやオンザロックで楽しんでいただけるのはもちろん、さまざまな割り材(牛乳・豆乳・飲むヨーグルト・果汁100%みかんジュース・和風だし)とミックスすることで味のバリエーションを広げることができます。アルコール分5度相当で、お好みの濃さでお楽しみいただけます。
菓子組合としては考えも及ばない商品ではありましたが、今後「銘菓タルト」の新たな可能性を期待しつつ見守って参りたいと思っております。
愛媛県菓子工業組合広報部