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群馬県菓子技能士会の活動を紹介します

クリスマス会

 1,群馬県菓子技能士会では現在22名の会員が活動しております。会員になるための資格は技能試験合格者である有資格者のみならず、会の活動に賛同してもらえれば会員になることができます。事業は研修会、研修旅行、講習会、クリスマス会、技能検定のサポート、マイスタープロジェクト事業の推進等です。内容は多岐にわたりますが、その中でもクリスマス会は毎年開催されております。特徴は参加者が会員のみならず会員の家族、従業員、関連企業商社であることです。昨年度は38名の参加がありました。一時は70名弱の参加者があった時もありましたが会員数の減少と共に参加者数も比例して減少しております。クリスマス会の目的は会員同士の懇親はもとより、お菓子業界にとっては12月の繁忙期には家族や従業員を労う時間は持てませんので、その代わりとしての時間と場所を設定し楽しんでいただくといったものです。素晴らしい理念ですので是非とも継続して行きたいものです。

 2,当会ではここ数年行われていなっかった研修旅行をいたしました。大まかな目的は会員同士の親睦と市場調査ですが今回は「芸術に親しみ江戸文化に思いをはせ現在の浅草を歩く」というテーマのもと東京都美術館、上野恩賜公園、浅草寺、スカイツリーというコースを7名の参加者で行ってきました。浅草と言いますと菓子業界人であれば合羽橋道具街になじみがあるのですが、観光や市場調査となると視点が変わるだけで同じ町でも違った印象を受けるのが新鮮で刺激になりました。昼食事には江戸時代から暖簾が続く老舗の鰻屋さんへ伺いました。緩やかに流れる隅田川を眺めつつ鰻を味わいながら江戸時代から今へと続く伝統とは何なのかと考え巡らせていました。この後、水上バスで浜離宮恩賜庭園へ向かい茶屋でお抹茶とお菓子を頂く予定でしたが水上バスのチケット売り切れということで、スカイツリー散策&ソラマチ市場調査をし、解散となりました。大小かかわらず旅とは新しい発見や気付きを与えてくれる素晴らしいものです。

 3,群馬県醬油味噌工業協同組合さんとの組合間連携事業「味噌プリン」開発のお手伝いを致しました。製品作りは群馬県立勢多農林高等学校の食品科学科の生徒さんが担当し3回の試作検討を経て完成のはこびとなりました。枠にとらわれない柔軟な発想に新鮮な印象を持ちました。われわれはその商品が市場で売れるのか否かとどうしても商売目線でとらえがちですが、その前に先ずは自ら拵えたお菓子の一番目ファンが自分自身であることは大事なことでありそれは菓子作りの誇りとなりうるのだと思いました。

味噌プリン試作3種

 4,当会でも会員数の減少はありますが、会員の皆さんは優秀な人材ですので、お互いに意見を出し合いながら次へとつながる魅力的な会に出来ればと思う今日この頃です。

 群馬県菓子技能士会会長・惠後原勝

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