全菓連青年部 東北・北海道ブロック懇談会
全国菓子工業組合連合会青年部東北・北海道ブロック懇談会が、10月22日盛岡市三陸きりやで開催され、ブロック内各県代表者等が参加した。全菓連からは、事務局が参加した。
懇談会では、目黒ブロック長の挨拶の後、自己紹介、各県の現状報告、今後の運営の方向性、その他情報交換が行われた。
各県の現状報告は以下の通り(※青森県は欠席)
▽北海道菓子工業組合青年部
菓子博を控えて準備を進めています。講習会を、親会と一緒に開催しています。以前は、青年部単独でも講習会を開催していました。2名会員が増えました。菓子博で青年部のブースを出すことを検討しています。
▽岩手県菓子工業組合青年部
なかなか青年部活動ができていなかった。過去に開催された菓子博での物販の実施や、定期的な懇親会の開催をしました。
▽宮城県菓子工業組合青年部
青年部の総会や懇親会の開催のみで具体的な活動はできてなかった。定例として毎年12月に東北大学病院の小児科に入院しているお子さんに、青年部でとりまとめたお菓子をクリスマスプレゼントしています。コロナ前はサンタのコスチュームを着て、子供に直接手渡しをしていました。
▽秋田県菓子工業組合青年部
親会と一緒に活動することもありますが、福島の親会ブロック会議の際に、洋菓子協会と組んだ活動を見て秋田でも同じような取り組みをして1名会員が増えました。
▽山形県菓子工業組合青年部
3年に1度、親会と一緒に山形市で山形菓子祭りを実施し、お菓子の格安販売、実演披露のイベントをしていました。コロナもあり8年近く開催できていない状況になり、再開の際は一大イベントで開催する。会員の減少はないが、拡大もできておらず現状維持となっている。年1回の総会は講習会や講演会をしていたが、コロナもあけて復活していく予定です。
▽福島県菓子工業組合青年部
洋菓子組合と合同で開催して、若いメンバーが増え活性化してる。「お菓子で全員集合」と題してお菓子のイベントを計画していました。昔は、青年部単独の活動もあり、過去にはいわきで全国交流会もありましたが、その後なかなか上手く活動できず、福島の青年部の活動が見えにくくなりました。目黒部長が新しい代表となり活動が見えるようになってきました。菓子イベントは、工芸菓子、イベントを3日間開催し、物販メインで講習会なども実施しています。
各県現状報告後、課題解決についての方向性として、組合活動の価値を上げることが話し合われた。組合活動のメリットである組合員同士のネットワーク、情報共有、交流による成長の3つを軸にして、それらの循環と価値の質を高め、広く伝えることで青年部や菓子工業組合の価値を知らせる。これらにより、組合員の増加や次世代の育成、各社とともに業界が発展することに貢献することが話し合われた。そのほか、今後、オンラインでの活動の充実、若手の参加促進、地域との連携強化、情報共有の改善をすることを打ち合わせした。
決定事項として、2024年に東北北海道ブロック大会を岩手県で開催することのほか、経営の勉強会を予定することになった。また、副ブロック長として宮城県の田中裕史氏が選出され、今後業務のサポート体制の整備を行う事を確認した。