広島県レポートの投稿
サイクリスト向けの栄養補給ようかん
地域貢献への商品開発
広島県尾道市に本社のある弊社は尾道で商売をさせて頂き61年になります。弊社のお客様は主にスーパーマーケットですので、県外も多く地元への貢献が中々形に出来ていませんでした。ここ数年、しまなみ海道には多くのサイクリストが訪れています。そこで、サイクリスト向けの栄養補給に和菓子が食べられていると聞き、開発に取り組みました。サイクリストへのアンケート、プロチームとの開発プロジェクト、ナガセヴィータ様、市長にも協力いただき、とてもいい商品が出来ました。コンセプトは地元の産物、地元のデザイナーによるデザイン、地元で販売と地域を巻き込んで進める事でした。
出来た商品は「あんこBAR瀬戸内レモン」です。瀬戸内産のレモンを使用したレモン羊羹です。サイクリストへのヒヤリングで得た情報をしっかり反映させて、1袋40gで117キロカロリーと出来るだけカロリーを高くしました。又、硬さや、酸味、糖質等もスポーツ後に必要なものギュッと詰め込みました。中でも隣県岡山にあるトレハロースのナガセヴィータ様とのご縁も大きかったです。以前よりトレハロースの新たな用途を研究されていて、持続性サポート糖質として使用できることが証明され、早速あんこBARに採用させて頂きました。あんこBARは4月1日に販売開始をして、主には尾道市、今治市を結ぶしまなみ海道沿線のショップや道の駅、お土産屋さんで販売をしています。今年は大きなサイクリングイベントがあり多くのサイクリストに知って頂きました。サイクリストだけではなく、登山やマラソンなどの栄養補給にも広がっています。今後は「しまなみ海道に来たらこれ!」と言って頂けるような商品に育ってもらいたいです。
広島県菓子工業組合青年部・株式会社山本屋代表取締役・山本浩矢