ユニーク菓子への挑戦
~株式会社 アンファン~
高知市はりまや町に工場をおきます「株式会社アンファン」をご紹介させていただきます。創業43周年を迎えた、おしゃれでかわいいクッキー(サブレ)の菓子製造会社です。全国の有名デパートや土産店、JR東日本等での販売やOEMを主力に商いをされています。

代表取締役社長森本一氏にお話を伺いました。「国内外のアパレル会社や雑貨店との異業種のコラボで、ユニークで楽しい菓子の商品を作っています。今まで地元高知での販売がありませんでしたが、今回、機会があり土佐のお土産菓子を作ることになりました。キヨスク、高知空港、高知市中心部の商店街にある店舗〝ほにや〟で販売しています」
今回完成したお菓子はクッキー生地に土佐の有名な食材や食べ物をインクジェットでプリントしたものです。「かつおのタタキ」「清流四万十うなぎのかば焼き」「土佐のあかうし」「土佐ゆず」等どれも見た目にこだわったものばかりで、本物そっくりに見間違うような商品に仕上がっています。
社長がおっしゃるには「お菓子で夢のようなひとときを感じて欲しい。お菓子で少しでも幸せを感じていただけたら、と思いお菓子を作っています。今後は高知の魅力ある商品に育てていければと考えております」
私は取材を通し感じたことは、社長はとても研究熱心で努力家な方だと思いました。今後も新素材に挑戦し、お菓子を通じて人々が笑顔になれるような地域を元気にするお菓子をご提供くださることを願っています。ますますのご発展をご期待しています。

最後に、昨年10月26日(土)~27日(日)の2日間、「第3回とさのお菓子マルシェ」を高知大丸デパート前のアーケード側で開催しました。県下の菓子舗が協賛参加し、小間販売だけでなく和菓子職人による練り切りの実演や赤飯の販売も行い菓子のPRに努め賑やかなイベントになったと思います。今後も地元菓子業界の景気が上向きになるように組合として努めていかなければと考えております。
高知県菓子工業組合事務局・森下広和