高知県菓子店の投稿
甘味・酸味を活かした「山北みかん大福」

今回ご紹介させていただくのは高知県香南市の武市神栄堂で販売しておりますお菓子「山北みかん大福」です。この商品はいまから12年ほど前の平成25年に開発されたものとなります。
この商品のきっかけは暑い夏にご家族でスーパーに買い物に行かれた際、幼かった息子さんの目に留まった小ぶりの山北みかん(サイズは3S)を両親にねだったことからご夫婦の中でこのサイズ(3S)ならまるごと1つを大福で包めるんじゃないかという発想が産まれたそうです。
ちなみに山北みかんは高知県内では有名なみかんブランドです。みかん栽培を行っている山北という地名を使っております。また武市神栄堂のお店もこの地域に近いことから急速に商品開発が進み山北みかんの甘味や酸味を活かした大福が完成したそうです。
また山北みかんの収穫が半年ほど続く中、生産方法などにより時期をずらして収穫を行っており、その時期ごとに山北みかんの中でも一番糖度と酸味のバランスの良いものを選び大福に使用しているそうです。
その様に選ばれた山北みかん(3S)を職人の手により丹念に1つずつ皮を剥き、みかんに餡をまとわせ餅で包み込んで作り上げた「山北みかん大福」を6月下旬から1月上旬に掛けて販売しております。
上記で述べたように使われる山北みかんを温室、雨よけなど変化をつけることでお客様に「山北みかん大福」を長く楽しんでいただける工夫が施されており、香南市を中心に県内の多くの方に愛され続けている商品となっております。

これからも武市神栄堂が商品に掛ける愛情(手間)と山北みかんの魅力が詰まった「山北みかん大福」をより一層多くの方々に味わっていただきたく思います。
高知県菓子工業組合・事務局長・森下吉広
全国菓子工業組合連合会