第26回全菓連青年部九州ブロック長崎大会

第70回菓業青年会九州ブロック長崎大会・第26回全国菓子工業組合連合会青年部九州ブロック長崎大会は、6月27日、ホテルニュー長崎で開催され約50名が参加した。全菓連からは、堤副理事長、青年部竹本部長、事務局が参加した。
大会では、菓業青年会鐘ヶ江九州ブロック会長より「私たち菓業青年会九州ブロックも数多くの先輩たちのリレーの下、70年という歴史を築いてまいりました。しかし、九州ブロックの各会も、会員数が年々減少し続けています。ネットコミュニケーションが発達し、情報取得が容易になった社会の中で、組合組織に対する考え方や役割は少しずつ変わってきているのかもしれません。昔は、情報収集の役割が大きかったと思います。現在は、情報収集だけでしたら、インターネットの世界の方が容易で、情報量も多いのは確かです。しかし、苦難を乗り越えている同志との対話、何気ない一言からの気づき、失敗、経験から指摘してくれるアドバイス、振る舞いから感じる人間力、対話から実感する情報は、インターネットから得る情報と、質と濃さが違うように感じないでしょうか。現代においても、本当に重要な場では、顔を合わせ、心を通わせ、信用信頼の上で対話を重ねるように、私たちがこの場に集まっておりますのも、時代とは関係のない人間の普遍的なコミュニケーションの場であり、明日からの活力になる場であります。インターネットでは得られない情報交換、信頼できる横のつながり、切磋琢磨な関係、心のつながりを、なお一層発展的に築き合いながら有益な時間にしていただきたいと思っております」と挨拶あった。次に、全菓連青年部竹本部長より「第28回あさひかわ菓子博が無事盛会の内に終了しました。25万人が来場され、旭川市の人口は32万人程度ですので、大変なお祭り騒ぎでした。中でもスイーツマーケットでは最長3時間待ちもあり、迅速に対応されたと聞いています。今回はコンパクトで継続可能な菓子博ということで、従来の約3分の1のコストと来場者目標で開催され、大成功と思っています。この旭川モデルは、小さな都市でも菓子博を開催できる前例と思っています。次回の開催地は、正式には決まっておりません。九州でもぜひやろうという声が起こるようでしたら、ぜひ手を挙げていただきたいと思っています。私は近畿から来ていますが、大阪・関西万博は10月13日まで実施をしております。日に日に来場者が増加し、海外のお客様も増えています。ほとんどのパビリオンで予約ができず、どこに行くにも2、3時間待ちの状況です。公式キャラクターのついたお菓子が一番売れているのですが、日が経つごとに、地元のおいしいもの、地元の価値あるものが買いたいという海外の方がたくさん来場されるのを実際に現場に立っていて肌で感じています。地元のメーカー、日本の職人さんがこだわって作ったお菓子をお求めの海外の方、地元でない国内の方、本当にたくさんおられます。日本の菓子はどこに持って行っても喜ばれる、非常に人気があると海外の方から直接訴えかけられたこともありました。また、日本には色々な節句、節気、伝統的な行事があります。例えば3月3日上巳の節供、土用の日、水無月、夏越の祓、色々な節目があります。季節のお菓子を作っておられる方も多いと思います。私も作っていますが、売れなくなっています。3月3日上巳の節供になぜか桜餅が売れたり、ひちぎり餅は誰も知らなくなり、土用餅も年々売上が落ちる。6月16日嘉祥の日に関しては誰も知らない。そんな状況で、売れないからやめようと思ってやめたお菓子がいろいろあります。ただ、ふと私が、業界のみんなが同じような思いでやめていったら、このような文化が無くなってしまう、引き継がれなくなると危機感を覚えました。1日1個しか売れなくても、10個ロスが出てもやろうと思って、自分を奮い立たせて、会社の中でもそういった話をしています。こういった伝統のあるお菓子、地域性のあるもの、節句節気にまつわるもの、いろいろあるかと思いますけれども、自分がやらないと無くなってしまうかもしれない、そういった危機感をいい意味で持ちながら、菓青会の中で情報共有し、さらに業界全体を盛り上げていただければと思います」と挨拶があり、参加菓業青年会の紹介があった。
本会議終了後には東京製菓学校の梶山浩司校長先生より、記念講演会が行われた(以後掲載)。その後、懇親会が開かれ、次回開催県の大分菓青会への大会旗伝達式が行われた。
全国菓子工業組合連合会