第24回 全菓連青年部中・四国ブロック山口大会

第24回全国菓子工業組合連合会青年部中・四国ブロック山口大会は、7月2日、下関市・下関グランドホテルで開催され、約40名が参加した。全菓連からは、小谷副理事長、青年部竹本部長、事務局が参加した。
大会に先立ち、第16回全国和菓子甲子園ブロック予選を行い、決勝戦出場作品が決定された。全菓連青年部三宅中・四国ブロック長より「この場をお借りして菓子工業組合青年部の活動を支え、盛り立ててくださった徳島県の岡澤元ブロック長の訃報に接し、悲しく、寂しい思いでおります。全国和菓子甲子園ブロック予選において審査に試食を導入されたのも岡澤元ブロック長と伺っております。私自身も大会などでお会いした時には、優しく接してくださいました。ここに改めて哀悼の意を表したいと思います。今年はあさひかわ菓子博が開催され、中・四国ブロックの方が大変素晴らしい結果を出されたとか、今開催中の大阪・関西万博に携わっている方が居られると聞いています。それぞれの地域に根差した菓子文化や、それを支える熟練の職人さんの技術の話など、情報交換や技術交流、そして親睦を深めることによって、皆さんにとって実り大きい日となることを祈念します」と挨拶の後、全菓連青年部竹本部長より「先日6月15日をもちまして、第28回のあさひかわ菓子博が無事、大成功のうちに閉会しました。私自身、前夜祭から参加をして、改めてお菓子の持つ力を感じました。人口32万人の旭川市で、人口に迫る人が訪れ、夕方にはお菓子が売り切れたと聞いています。今、菓子業界は人件費、原材料、資材、米不足、抹茶の高騰など、逆風の中にあります。だからこそ、青年部が一丸となり、踏ん張り、ピンチをチャンスに変えて、魅力のある業界にしていくべきだと思います。先日、九州ブロック大会でもお話しましたが、手のかかる生菓子は売れなくなり、技術の継承がうまくいかない、色々な事でやめていくものがあります。その中には大切な節句節季に関わるお菓子もあります。3月3日上巳の節句、5月5日端午の節句、1月7日人日の節句、七夕、重陽の節句、6月16日は和菓子の日嘉祥の日、そういったものがあります。3月3日のひちぎり餅、6月16日の嘉祥菓子、6月30日夏越の祓の水無月、土用餅、重陽の節句で菊花餅も売れなくなる。効率を追い求めてやめていた時代がありました。ただ、ここでみんなが同じ気持ちでやめていけば、その文化自体がなくなり、誰も知らなくなる。こうして日本の文化が継承されなくなります。これは非常に怖いと思い、最近では復活をしています。ひちぎり餅は5店舗合わせて10個ぐらいしか売れなかったり、捨てる数の方が多かったりするほど、恥ずかしい結果ですが、それでも『今日はこういう日だから、こういうお菓子がある』とお客様に伝えることが、何より大切だと感じています」と挨拶があった。
続いて山口県菓子工業組合青年部恒松部長より「後ほど株式会社松坂屋百貨店下関大丸から安田様がご講演されます。地方百貨店の撤退が続いております。そのような中で地方百貨店とは何かというお話、バイヤーとしてのお気持ちなどをお話しくださると聞いています。私自身を振り返りますと、20年前に島根県のブロック大会に初めて参加して、100人近くの参加者がおり、色々な思い出があります。それから毎年各地にお邪魔していますが、お菓子の持つ地域性を感じたり、開催地の風や匂いをお菓子を通じて感じることで、自分の街について考える機会をいただきました。また、ブロック大会を通じた皆様との友情は忘れることはありません。今、菓子業界を見ますと、コンビニや大手菓子店の県内進出、また、社会的要因による消費の衰えだけでなく、燃料高騰や人手不足、最低賃金の上昇など、環境は厳しくなっております。作れば売れた良い時代を知らない青年の集まりだからこそ、知恵と創意工夫で、この厳しい時代を乗り越えていきたいと思っております」と歓迎の挨拶があり、来賓・青年部役員紹介があった。
次に全菓連小谷副理事長、山口県菓子工業組合坪野理事長から祝辞、来賓紹介、各県参加者紹介、第16回全国和菓子甲子園中・四国ブロック代表作品発表の後、閉会となった。
全国菓子工業組合連合会